Interviewお客様インタビュー

朝日インテックJセールス株式会社

2016.04.25
一番は人ですね。朝日インテックJセールスに対する思いと、一緒に作っていきましょうという雰囲気を感じることができたんです。

医療機器の販売を行う朝日インテックJセールス株式会社様。2015年にオフィスの移転プロジェクトを実現されました。今回のオフィス移転の目的やその後の効果などについて、取締役最高執行責任者・飯塚様と、管理チームの坂口様にお伺いしました。

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――早速ですが、移転をしようと思ったきっかけを教えてください。

飯塚様 事業を進めていく上で手狭になることや不便なことが見えてきたのがきっかけです。朝日インテックJセールスは2006年の3月に会社を設立してからちょうど10年を迎えましたが、当時から西新宿にある都庁のそばにオフィスを構えて、設立当初は彼女(坂口様)とふたりだけで仕事をしていました。その時は広すぎてかえって居心地が悪かったのですが、人や業務量が増えていく中で不便さを感じるようになりました。

電話台を自分たちで作ったこともありました。「新婚ですか?」と聞かれながら(笑)そうした家具ひとつひとつから作り上げてきたということもあり、オフィスや空間に対する私たちの思いは強かったように思います。

顕在化されていない課題や要望を見つけて、何度もプランを出し直してくれました

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――ずばり、WSIを選んだ決め手を教えてください。

飯塚様 一番はですね。朝日インテックJセールスに対する思いと、一緒に作っていきましょうという雰囲気を感じることができたんです。WSIとのお付き合いというよりも、営業のかたを含めて私たちのところに来てくれた人の顔を見て、その人と仕事をしていた、その人に仕事を任せていたという感覚が強いです。

移転の経験がなかったし、比較するものもなかったので、どういうものが適切で、どういうものにしたいのかということも含めて、あまりイメージしていなかったんですよ。でも先ほど申し上げた通り、私たちは電話台から手作りしているので、空間に対する思い入れは強い。そうした思いも含めて真剣に話を聞いて、顕在化されていない課題や要望を見つけて、何度もプランを出し直してくれました。

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また、WSIは社員それぞれが、社会貢献や会社としての価値を自覚しているように思います。一緒に仕事をすると張り合いがありますね。特にワークライフバランスなど、働きかたに関する会社や個人の信念はこのオフィスにも大きく反映されています。

――お見積りについてはいかがでしたか?

飯塚様 価格に関しては、様々手助けしてもらいながらですが、理解、納得していました。先ほどの理由から他社を考えることはほとんどなかったので、本社と支店全ての施工をWSIにお任せしました。その都度、他社の見積もりと競合させながら、適正価格と質だけは担保していくようなことはさせていただきました。


以前は、とにかく安くという感じでお願いする会社を探したこともありますが、安かろう悪かろうみたいな提案もありました。やることは同じでも「10万ならこれができますよ、どうです?」と「10万でもここまでできますよ!」では受ける印象が大きく違いますよね。その点で、WSIには優しさとフレンドリーさがあります。
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導線だけ、重機の売買や配置だけではない

――移転にあたって重要視したポイントを教えてください。

飯塚様 これはWSIとお話を進める上で感じたことですが、企業理念や風土、そこで仕事をする人の意識や働きかたから考えることです。導線だけ、重機の売買や配置だけではないということですね。例えば電話1台選ぶのだって、電話の機能としてはかけられる・受けられるだけでいいので「なんでもいいので勝手に選んでおいて」となりがち。しかし、机も椅子も電話も基本は同じで、そこにある意味、それを選ぶ価値を踏まえて選択することで、従業員満足度につながっていくのだと感じています。人材採用・育成や会社の業績にさえ影響するかもしれないですしね。

オフィスの内装から、会社の中身、運営のスタイルまで一緒に作ることができた

飯塚様 私たちの仕事も、ただ儲けようということではなく、製品を通じて日本の医療の質を上げていくことを目的に、どのようにして自社が持つ技術を訴求して浸透させていけばいいのかということが重要だと思うんです。ひとつひとつに思い、価値があるということをWSIと共感でき、オフィスにも同じことが言えるんだと気づかせてもらいました。オフィスの内装から、会社の中身、運営のスタイルまで一緒に作ることができたというのは、よかったと思います。

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――移転にあたっての課題はありましたか?

飯塚様 オフィスの立地です。営業などで外出することが多い人ならオフィスがどこにあってもあまり関係ないことが多いかと思いますが、デスクワークの人にとって、立地は、入社を選ぶ際のポイントのひとつであると思うんです。以前の新宿は大きなターミナルステーションですよね。乗り換えが大変なんです。新宿ー品川間は電車だと20分なんですが、実はそれではおさまらない。同じ新宿駅といえど距離は遠いですし、朝は混雑していますしね。

これを課題と考えて品川に移転したのですが、家からの距離が遠くなってしまうかたも多く、会社にこだわりのない人にとっては抵抗あったのかなと思います。派遣社員で「品川だったら申し訳ありませんが……」、というかたは何人かいましたね。残念ですが。


初めて納入いただいた重機でも未だに使っているものもあります

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――WSIとの印象深いやりとりは何ですか?

飯塚様 「目に見えるところは見栄えのいいものにしましょう。見えないところは中古でもいいんじゃないですか」とバランスを考えて提案してくれたことがありました。初めて納入いただいた重機でも未だに使っているものもありますから、非常にいいものを入れていただいたんだと感じています。

私の部屋については、移転にあたってわざわざデザインや家具を変えることもないかと考えていたのですが、本社から役員が来るとなった時に「一部屋だけテイストが違うのは変じゃありませんか?」と提案いただいて、他の部屋に合わせてデザインをしてもらいました。もし提案がなかったら私の部屋だけみすぼらしかったですね。感謝しています。


ビジネス、会社の運営、組織について広く話をすることがあります

飯塚様 仕事とは直接関係のないところにも印象的だったことがあります。施工後も来ていただくことがあるのですが、その際にビジネス、会社の運営、組織について広く話をすることがあります。朝日インテックJセールスの生い立ちや私自身の仕事の仕方、考えかたを知っていただいている上でお話できるので、参考になることが多く、影響を受けることもあったと思います。ありがたいですね。

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ポリシーやフィロソフィーのようなものが、そこにいるだけで伝わるような場所

――こだわったポイントや工夫されたことは?

飯塚様 エントランスです。来ていただいたお客様に対して私たちのポリシーやフィロソフィーのようなものが、そこにいるだけで伝わるような場所ということを重視して作りました。具体的には朝日インテックの生い立ち、理念や業務内容をまとめたPR映像を流しています。さらに、壁に描かれた世界地図には、世界の人達に朝日インテックの技術でお役に立っていけたらいいな、という思いが込められています。近くには監督官庁や取引先であるお客様が多くいらっしゃるということもあり、このエントランスを朝日インテックの顔として機能させたいという思いから、重厚感も重視しました。

また、本社(品川)のほかに、札幌、仙台、大阪、岡山、福岡の国内の5箇所全ての支店もWSIにお願いしたのですが、意思統一や業務の効率化を目的としてどこのオフィスに行っても一貫性があるデザインを採用しました。

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事務所からオフィスに変わったというような印象

――移転後の変化はありますか?

飯塚様 事務所からオフィスに変わったというような印象はあったんじゃないかと思います。空間も広いし天井も高いので「閉塞感がなくて解放感があるから広がりを感じるよね」「高級感があるよね」というような声を聞くことができました。


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作業効率が大幅にアップ

坂口様 その他にも、それぞれの部署、ワークスタイルに合わせて歩きやすさや書類の取りやすさ、コピー機の場所など、導線についてもこだわったのですが、これで作業効率が大幅にアップしたように思います。

飯塚様 以前のオフィスは増築を繰り返していて、斜めにならないと歩けないというような場所があったんですけれども、新オフィスですっきりと解消されました。


話し合ったことでうまく活用できるようになりました

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飯塚様 今までなかったベンチなどのオープンスペースも活用されていて、オンとオフの切り替えが作れるようになりました。小さい打ち合わせやランチはそこでしています。面積の余裕がなかったせいもあると思うんですけれども、今までは働きかたというイメージを持っていなかったんです。以前のオフィスでも、お茶を飲む時に使用するおしゃれな雰囲気のバーカウンターがあったのですが、うまく活用できず次第に荷物が置かれ、テーブルが撤去されてと、全く機能していなかったんですね。スペースをとる意図から話し合ったことでうまく活用できるようになりました

私たちも成長しました。例えば会議室の中の照明。会議中にスクリーンを使うことが多いということから、照明に調光できるものを採用しました。ゼロからひとつずつ作っていく上で、今後の業務や社員の働きかたなどを見直すきっかけとなりました。



――朝日インテックJセールスの、各部署、従業員の業務や働きかたに合わせたオフィスとなったのですね。
本日は貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございました。

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