弊社のパートナーブランド Ondarreta が、スペイン国内において功績ある家具メーカーとして表彰され、このたび大阪万博のスペイン館を彩る家具ブランドとして採用されました。こうしたご縁もあり、私たちも幸運にも現地を訪れることができました。
スペイン館のデザインは、マドリードを拠点とする ENORME Studio、Smart&Green Design、そして Extudio の建築家 ネストール・モンテネグロ・マテオス氏によるものです。
テーマは、スペインとアジア、アメリカを結んだ「黒潮」。万博の象徴ともいえる大屋根リングに呼応するかたちでファサードが設計され、館内では約250年にわたる文化交流の歴史や、藻類を活用したバイオ燃料など海にまつわる未来の研究が紹介されています。さらに、深海をイメージしたグラデーションの階段には、サグラダ・ファミリアの装飾を手がける老舗工房オリジナルのセラミックが使用され、現地で調達されました。
そして、注目すべき Ondarretaの家具 は、カフェ、レストラン、多目的ホールに導入されています。なかでもおすすめはレストラン空間。深海を思わせるオーシャンブルーのテラゾーカウンターに、カナリーイエローベースの ALO STOOL（ニュアンスピンクの張地仕様）が並びます。また、スタイリッシュな JUNO TABLE や同シリーズのベンチが配置され、スペイン料理とともに訪れる人々に心地よいひとときを提供しています。
さらに、レストラン奥には、ALO CHAIRと同系色フレームを持つ BOB ARM CHAIR（ミントブルー張地）や、テラコッタベースのファブリック仕様 SAKO Table がレイアウトされ、洗練されたラウンジ空間が広がっています。
家具そのもののデザイン性はもちろん、素材や色彩の選定に至るまで、随所にスペインらしいクラフトマンシップが息づいており、「Ondarretaだからこそ実現できた空間」だと強く感じました。今回、万博という舞台でその魅力を五感で体験できたことは、私たちにとって大きな励みとなりました。
これからも Ondarretaとともに、人の心に響く家具と空間をお届けしていきたい と、改めて感じる機会となりました。
