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ミラノサローネ2017での日本企業への高評価と今年の流行

2017.6.27

salone_logo

今回も、前回前々回に引き続きミラノサローネ2017のリポートに
なります。
3回にわたったミラノサローネ2017リポートも今回で最後と
なりますので、じっくりお楽しみください。

 

前回は、「ミラノサローネ2017で魅せたイタリア家具の真骨頂
arper(アルペール)の活躍」というテーマでお話しました。

arperの紹介から始まり、デザインブースとワークプレイス3.0の
両方の展示内容、魅力的な発売予定の新製品のご紹介をしました。

詳しくは、こちらから前回の記事をご覧ください。

ミラノサローネ2017で魅せたイタリア家具の真骨頂 arper(アルペール)の活躍

 

さて、今回は「ミラノサローネ2017での日本企業への高評価と
今年の流行」というお話です。

ミラノサローネ2017には多くの日本企業や日本人デザイナーが
出展していました。
その会場で新製品を発表する会社もあります。

Rizwell

■Rizwell(リッツウェル)

福岡に本社がある、ソファなどリビング向け家具に強い会社です。
今回のミラノサローネ2017ではBeatrix(ベアトリックス)という
イージーチェアを発表していました。
木・革・布の異素材をうまく組み合わせた高級感のある椅子です。
この異素材ミックスというのは、後述するミラノサローネ2017の
流行にも通じる内容です。

 

beatrix

リッツウェルのブースはメイン通路に面したところにあり、展示
内容もさまざまなセッティングで見せていく内容になってました。
とても垢抜けた展示で多くの人が関心を持っていました。

詳細は公式ホームページよりご確認ください。

http://www.ritzwell.com/image_index/170403_salone_beatrix.pdf

 

Maruni

■マルニ木工

深澤直人デザインのHIROSHIMA(ヒロシマ)という椅子に
代表される木工家具メーカーです。
今回は既存のシリーズへの追加バリエーションという形で新製品を
発表していました。
ジャスパー・モリソン氏デザインのT&Oシリーズにはテーブルが、
HIROSHIMAスタッキングチェアには張座のタイプが新たに
加わります。
HIROSHIMAは背もたれが木で作られているにもかかわらず、
とても自然なカーブで手触りと座り心地のいい椅子です。

 

Maruni

マルニ木工のブースは家具を並べただけのシンプルな展示でしたが、
深澤直人氏も来場し多くの人がその座り心地に魅了されていました。

詳細は公式ホームページよりご確認ください。

マルニ木工-ミラノサローネ2017

 

Milan

ミラノサローネではメイン会場以外にも多くの展示があります。
開催期間中はデザインウィークとして、街全体がお祭り騒ぎです。
メイン会場ではなく、別会場で特に人目を引いていたのは
こちらの日本企業ではないでしょうか?

Panasonic

■パナソニック

日本を代表する総合電機メーカーです。
展示会場はイタリア国立ブレラ美術アカデミーという、
伝統ある学校です。

「次の100年の豊かさを支える家電」
ということで、手で触れて感覚で感じられる展示が多くの人の
注目を集めていました。
西陣織でできたスピーカーは、生地に織り込まれた金銀箔が
センサーとなり、手で触れると音が鳴ります。
茶筒型のスピーカーやIH対応木製冷温桶など、
思わず触れてみたくなる展示です。

パナソニックは2000以上の出展の中から
「ベストストーリーテリング賞」を受賞しました。
パナソニックはミラノサローネ2016では
「ピープルズチョイス賞」を受賞しているので、その注目と
展示レベルの高さはさすがとしか言いようがありません。

 

ここからはまたミラノサローネ2017会場内の話に戻ります。

先ほどのリッツウェルの紹介でも触れましたが、
今年は異素材ミックスの展示が多く見られました。

MaterialMixture

無垢材の間を透明な樹脂で埋めて、1枚の大きな天板にした
テーブル。
無垢材ならではの味のある質感と、樹脂で埋めたことによる
使いやすさが両立した面白いミックスです。

MaterialMix

また、無垢の古材とメタルを組み合わせたテーブル、
木材を薄くしてレイヤー状に椅子の背に貼りステッチしたもの、
などいろいろな異素材ミックスを見ることができました。

trend

今年の流行りとして、もう1つ注目なのが籠目模様では
ないでしょうか?
昨年のOrgatec(オルガテック)でも見かけましたが、
今回の会場でも多くの籠目模様を見ることができました。
椅子だけでなく、照明の傘にも使われていました。

木を使った和風の展示も多く、「落ち着くデザイン」
というものを求めているのではないかと感じました。

Lighting

3回にわたってお送りしたミラノサローネ2017特集は
いかがでしたでしょうか?

「人のつながりと自分自身の時間をうまく持つ」
というテーマが流れていたように感じた、
今回のミラノサローネ2017でした。

arperのテーマでもあった”Together”やTwitterのセミナーで
語られていた社員同士が交流できるようにする工夫。
数年前からの流行であるAcoustic(音響効果のある)家具や
Residential(居住空間)に置くような家具をオフィスに配置する
ことにより、オフィス内でも自分の時間を持てるようにする。

こういったことがどのオフィスでも当たり前になっていくことを願って、
今回のシリーズをまとめたいと思います。

 

ミラノサローネ2017の過去の記事はこちらからご覧ください。

第1回
ミラノサローネ2017をオフィスデザインに活かすには

第2回
ミラノサローネ2017で魅せたイタリア家具の真骨頂 arper(アルペール)の活躍

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