今回は、前回に引き続きミラノサローネ2017のリポートになります。
前回は、「ミラノサローネ2017をオフィスデザインに
活かすには」というテーマでお話しました。
ミラノサローネ2017の特徴から、隔年開催のワークプレイス3.0、
そこで開催されていたセミナーの話などをしました。
そして、”ユーザー参加型のオフィス”を作るのが、これからの
オフィスの成功の鍵になるというお話をしました。
詳しくは、こちらから前回の記事をご覧ください。
さて、今回は「ミラノサローネ2017で魅せたイタリア家具の真骨頂
arper(アルペール)の活躍」というテーマでお話ししたいと
思います。
本題に入る前に、まずはarper(アルペール)の説明を。
1989年イタリア・トレヴィゾで創業。
著名なデザイナーとのコラボレーションで生み出される数々の
アイテムは、どれも一目でアルペールの製品とわかるシンプルで
優美なフォルムが特徴。
機能美あふれる革新的なデザインとそれを支える高い技術力に
よって、世界的なインテリアブランドとして知られています。
ブランドの詳細や製品の紹介はこちらからご覧ください。
arper(アルペール)
ミラノサローネ2017ではarperは2ブースの異なったテーマでの
展示を行っていました。
1つはデザインブース、もう1つは隔年開催のワークプレイス3.0
ブースです。
ワークプレイス3.0ブースでは “A Joyful Sense at Work”
というテーマでの展示を行いました。
200平方メートルの展示ブースの中を、自宅のリビングのような
リラックス感と、コントラストの効いたカラーでその場所の
使い方が感覚的に伝わってくるような展示でした。
”Together”
これは、ミラノサローネ2017におけるarperのキーワードです。
シェル、ベース、アクセサリー、マテリアル、色の関係性。
オブジェクトと空間の関係性。
人とスペースの関係性。
新しい状況に適応し、日常生活のニーズに合った空間という
コミュニティのテーマを表した言葉ですね。
ミラノサローネ2017のarperブースでは、新製品の紹介も
されていました。
【Catifa up】
Catifa Upは今までのCatifaシリーズの最新作となります。
デザイナーは今までのシリーズと同様に、Lievore Altherr Molina
(リエボレ・アルテール・モリーナ)。
調和のとれたチェアの洗練されたフォルムはさすがです。
Catifa Upはバックレストが高くなり、新デザインの
アームレストがオプションで取り付けられるようになりました。
ミーティングルーム、レセプションなど様々なシーンで快適な
座り心地と美しさを演出するチェアです。
【Arcos】
Catifaシリーズと同じくLievore Altherr Molina
(リエボレ・アルテール・モリーナ)デザインのアームチェアです。
クラシカルなデザインで、パブリックスペースに向けて
考案されました。
色使いによって、張り地やマット仕上げのメタルフレームが
ビロードのニュアンスを思わせる独特なデザインをしています。
【Cila】
こちらもCatifaシリーズと同じくLievore Altherr Molina
(リエボレ・アルテール・モリーナ)デザインのシンプルな
チェアです。
シェルはプラスチックでできており、座面はクッション。
包み込まれるような安らぎを与えてくれるチェアです。
写真はスレッドベースですが、木やメタルの4本脚、
4スターベースでの展開も予定されています。
全て正確な発売予定は未定ですが、どれも発売が楽しみな
チェアです。
発売予定が決まり次第、ブログでもお知らせしたいと思います。
メーカーホームページでは、ミラノサローネ2017のarperブースを
実際に体験しているような360°ビューを見ることができます。
こちらもあわせてご覧ください。
ミラノサローネ2017特集ページ(arper)
さて、今回の「ミラノサローネ2017で魅せたイタリア家具の真骨頂
arper(アルペール)の活躍」はいかがでしたでしょうか?
ミラノサローネ2017のarperブースでは入場時にQRコード付きの
マップが配られ、QRコードを読み込むと商品のスペックが
表示されるという凝ったつくりでした。
また、ミラノサローネ2017の会場ではarperのブース以外の
多くのブースでもarper製品を見ることができました。
さすがイタリアを代表する家具メーカーの一つなのだということを
実感しました。
これからもその優美なフォルムで私たちを魅了してくれることでしょう。
次回は、
「ミラノサローネ2017での日本企業への高評価と今年の流行」
をお送りします。
お楽しみに!